食事バランスガイドとは?
食事バランスガイドとは、健康な食生活を送るために、1日に何をどれだけ食べるべきかをイラストで示したものです。厚生労働省と農林水産省が共同で策定し、平成17年に公表されました。この記事では、食事バランスガイドの内容や使い方、メリットなどについて解説します。
食事バランスガイドの内容
食事バランスガイドは、コマ型のイラストで表されています。コマの中には、主食・主菜・副菜・牛乳・乳製品・果物の6つのグループがあります。それぞれのグループは、食事に必要な栄養素やエネルギーを提供する役割があります。コマの大きさは、1日に摂るべき量の目安を示しています。また、コマの外側には、水分や運動など、食事以外にも健康に必要な要素があります。
食事バランスガイドのイラストは、以下のように見ることができます。
主食
コマの一番大きい部分で、米やパンなどの炭水化物が中心です。エネルギー源となるグループです。1日5~7皿分が目安です。
主菜
コマの右上にある部分で、肉や魚などのたんぱく質が中心です。筋肉や血液などを作るグループです。1日3~5皿分が目安です。
副菜
コマの左上にある部分で、野菜や海藻などが中心です。ビタミンやミネラルなどを提供するグループです。1日5~6皿分が目安です。
牛乳・乳製品
コマの右下にある部分で、牛乳やチーズなどが含まれます。カルシウムやたんぱく質などを提供するグループです。1日2~3皿分が目安です。
果物
コマの左下にある部分で、りんごやオレンジなどが含まれます。ビタミンCや食物繊維などを提供するグループです。1日2皿分が目安です。
水分
コマの外側にある部分で、水やお茶などが含まれます。体内の水分バランスを保つ役割があります。1日約1.5リットルが目安です。
運動
コマの外側にある部分で、歩くや走るなどの身体活動が含まれます。エネルギー消費や筋力維持などに効果があります。1日約60分が目安です。
食事バランスガイドの使い方
食事バランスガイドは、自分の食事をチェックしたり、改善したりするためのツールとして使うことができます。具体的には、以下のような方法があります。
食事のバランスをチェックする
食事バランスガイドのイラストを見ながら、自分の食事がどのグループに属するかを数えてみる。1日の食事全体で、各グループの目安量に近いかを確認する。
食事のバランスを改善する
食事バランスガイドのイラストを参考にして、自分の食事に足りないグループや多すぎるグループを見つける。足りないグループは増やし、多すぎるグループは減らすように工夫する。
食事のバランスを維持する
食事バランスガイドのイラストを覚えておき、毎日の食事に意識して取り入れる。季節や体調などに合わせて、適度に変化をつける。
食事バランスガイドのメリット
食事バランスガイドを使うことで、以下のようなメリットがあります。
健康的な食生活が送れる
食事バランスガイドは、健康づくりに必要な栄養素やエネルギーをバランスよく摂ることを目指したものです。食事バランスガイドに沿って食事をすることで、生活習慣病や肥満などの予防や改善に効果が期待できます。
豊かな食文化が楽しめる
食事バランスガイドは、日本人の伝統的な食文化や習慣を尊重したものです。食事バランスガイドに沿って食事をすることで、日本独自の食材や料理、季節感や地域性などを味わうことができます。
簡単に使える
食事バランスガイドは、イラストで表されているため、視覚的に分かりやすく、計算や測定などが不要です。また、皿数で量を示しているため、手軽に目安がつかめます。
まとめ
食事バランスガイドとは、健康な食生活を送るために、1日に何をどれだけ食べるべきかをイラストで示したものです。厚生労働省と農林水産省が共同で策定しました。食事バランスガイドは、自分の食事をチェックしたり、改善したりするためのツールとして使うことができます。健康的な食生活や豊かな食文化を楽しむために、ぜひ参考にしてください。